歯と健康の関係性が

歯と健康の関係性は密接だといいます。それが証拠に、テレビでうつるご長寿の方々は、90歳を過ぎていても自分の歯である場合が多いです。 これにはいくつかの原因が考えられます。一つは「噛む」ことが脳への刺激につながるということです。入れ歯だと外れてしまう心配から、堅い食べ物は遠慮してしまいがちになります。これが自分のものであれば、遠慮なく噛めるため、堅いから食べられないとは考えずに食べます。「噛む」回数は自然と多くなるのです。 「噛む」ことは、単に脳の活性化をもたらすだけでなく、様々な健康効果があるといわれています。例えば肥満防止の効果があります。これは満腹中枢が刺激され、食欲が抑制、そして、内臓脂肪の分解につながります。次に口腔粘膜からの栄養素の摂取が高まるという指摘もあります。この口腔粘膜から栄養素の摂取が高まることで、血糖値を下げる効果につながります。もちろん、消化を助ける作用もあります。口腔内で細かく砕かれれば、胃の負担は減ります。さらに唾液分泌も増えることで、口腔内の自浄作用も高まります。このように健康にいいことばかりなのです。 ところが、ある統計によると現代人の咀嚼回数は戦前の約6割だという結果が出ています。食べ物の変化により、柔らかいものを食べる機会が増え、結果、噛む回数が減っているのです。 さきほど、噛むことで唾液分泌が増え、口腔内の自浄作用が高まることに触れました。唾液の分泌が少ないと、虫歯になりかねません。虫歯が進めば、自分の歯がなくなるわけですから、噛まなくなるという悪循環に陥ってしまうのです。 噛まない行為は、顎を退化させていくことにもつながります。昔は顎関節症はあまりありませんでした。今では比較的身近なものになってしまいました。 日本歯科医師会では8020運動に取り組んでいます。これは80歳になっても自分の歯が20本ある状態でいようという運動です。健康との関連性から、提言されているのだと改めて感じます。

骨との関連も大きな理由

日本人の食事が欧米化していると言われてから・・・続き